皆さん、こんにちは。里中満子です。今回、『CD BOOK 21日で速習! 「社内公用語の英語」の重要表現600』という本を書かせていただきました。
このところ、「英語を社内公用語化する」という有名企業のニュースが世間を騒がせています。「いずれは自分の会社も、英語が公用語となるのではないか」と戦々恐々としている方も多いのではないでしょうか。
「会社の英語」、すなわちビジネス英語というと、堅くて難しい英語といった印象を受けますが、実際に会社内で使われる英語は、日常会話レベルの易しい表現も多いものです。
むしろ、職場でさまざまな人間関係が繰り広げられるなか、心の通った意思疎通がどれだけできるか、微妙な気持ちをどう伝えるか、そんな発信力こそが鍵となります。
確かに、ビジネスにおいては、商談やプレゼンなどの特殊な場面で使われる用語を覚えることも必要です。
が、それよりも大切なのは、話し相手が同僚なのか、上司/取引先なのか、また気軽な会話なのか、シリアスな場面なのかによって、英語の「丁寧度」を使い分ける気配りです。
状況に応じて言葉のニュアンスを使い分けることができれば、それだけで、あなたに対する社内外の評価がグッと上がることでしょう。
本書では、仕事上必ず遭遇するであろう21の状況別に、どんな英語表現がよく使われるのかをランキングにて表記しています。
(コーパス言語学とグーグル検索による頻度分析で厳選したもの)
緊急に英語を身につけなければいけない人は、まず使用頻度No.1の表現のみを集中学習してください。
少し時間に余裕のある方のために、その他の重要表現もバラエティ豊かに紹介しています。
近い将来、あなたの会社が外国人を社員として迎え入れることになっても、本書で最小限必要な英語を身につけておきさえすれば、恐れることはありません。あとはグローバルなビジネスセンスとコミュニケーション力を持ってさえすればよいのです。自信を持って、グローバル社会への一歩を踏み出しましょう。
里中満子